三崎港 まぐろカレー(神奈川県三浦市) [ご当地レトルトカレー学会]
三崎港まぐろカレー180g (箱入) 【全国こだわりご当地カレー】
- 出版社/メーカー: 神奈川県漁連
- メディア: その他
神奈川県漁業協同組合連合会(三崎支所;神奈川県三浦市)
<神奈川県三浦市三崎は、まぐろの街として全国に知れ渡っています。
そんな「三崎のまぐろ」のなかでも特においしく、ジューシーな「メバチまぐろ」を角切りにして贅沢につかった「三崎港」のまぐろカレーです。>
さらりとした洋風カレーの中にマグロの角切りがごろごろ。マグロ肉は牛肉・豚肉よりも繊維が細やかで食べやすい。リンゴの隠し味が魚臭さを押さえてマグロのコクを引き出しているような気がする。Amazon、北野エースなどのサイトでは840円。
味☆☆、見た目☆☆☆、コスパ感☆☆、ご当地貢献感☆☆、スタミナ感☆☆、ヘルシー感☆☆。
http://www.amazon.co.jp/【全国こだわりご当地カレー】-三崎港まぐろカレー180g-箱入/dp/B0097ZUJQO
越前甘えびカレー(福井県鯖江市) [ご当地レトルトカレー学会]
越前甘エビカレー (箱入) 福井県鯖江市 【北海道から九州まで全国ご当地カレー】
- 出版社/メーカー: クッキング福井
- メディア: その他
クッキング福井株式会社(福井県鯖江市)
<日本海の荒波に育った[越前の国福井県]の新鮮な海の幸と、じっくりと煮込んだスパイシーなカレーとの絶妙な味のハーモニーを是非ご堪能下さい。>
甘えびのねっとりとした旨味がルウにのった濃厚なカレー。同じメーカーで人気の高い、さらりとした「いかカレー」とは全然違う印象を受けるが、くこの実、トマトケチャップ、赤ワインを使うなど、このメーカー共通のベースがあることにも気づく。煮込み過ぎて甘えび自体にジューシーさに欠けるのが残念。ふくい南青山291で630円。
味☆☆、見た目☆☆、価格の納得感☆☆、ご当地度☆☆、ヘルシー感☆☆、スタミナ感☆☆
http://fukui.291ma.jp/shop/products/detail.php?product_id=204
これからの市場を動かすのは?~楡周平『虚空の冠 覇者たちの電子書籍戦争』(上・下)~ [読書]
- 作者: 楡 周平
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: 文庫
もちろんフィクションだが、戦後のメディア、そして電子書籍を巡る課題と今後の可能性を考えるいいきっかけになった。今後、新興市場で物流と通信基盤の整備が進んだときに、自ら実店舗等の流通手段もを持たずとも、コンテンツを入り口にその他の通販機能を仕込んだ電子機器を一定の購買力のある層に一気にばらまいたらどうなるか等々、妄想は膨らむ。
それにしても、文庫版が出ているにもかかわらず、Amazonやhontoで電子版が単行本に準じる価格になったままになっているのはどういう戦略なのだろう?
<完成されたビジネスモデルの上で安定的地位を築いている人間は、それを根底から覆す革新的な動きを否定したがるものです>(上巻p.243)
<注文を出版社の通販サイトを通じて製造元、あるいは広告元に流すという仕組みが出来上がれば、一オーダー当たり幾らといった収益を出版社は得られるようになる可能性も開けてくるわけです。>
遠州森町小國神社献上こんにゃくカレー(静岡県) [ご当地レトルトカレー学会]
静岡わさびカレー(静岡県島田市) [ご当地レトルトカレー学会]
- 出版社/メーカー: 取り寄せスタジアム
- メディア: その他
キイチ食品(静岡県島田市川根町家山790-2)
<※静岡生まれの特製わさびオリーブソースをかけてお召し上がりください。●「本品はチキンカレーです。」※わさびの風味・辛さを味わっていただくため「わさびオリーブソース」を作りました。温めたカレーにかけてお召し上がりください。カレーは、わさびのツーン辛を味わっていただくため、カレー独特の刺激は少なめにしてあります。かけていただく、わさびオリーブソースは静岡県産のわさびを使用しております。>(化粧箱裏面説明より)
普通のチキンカレーである。オリーブオイルにわさび(茎葉を含む)をつけ込んだ同梱のわさびオリーブソースさえなければ...。わさび辛いよ~わさび辛いよ~(涙)。
いただきもの。メーカー直販サイトだと525円。
味☆☆、価格の納得度☆☆、ヘルシー感☆☆、スタミナ感☆☆。
越前いかカレー(福井県鯖江市) [ご当地レトルトカレー学会]
越前いかカレー (箱入) 福井県鯖江市 【北海道から九州まで全国ご当地カレー】
- 出版社/メーカー: クッキング福井
- メディア: その他
パウチを開けると立ち上る香りはソース焼きそばを思わせる。さらさらと流れ出るルーにはきんぴらを思わせる細切りの人参とイカのげそ。ウスターソースが効いた比較的あっさりしたルーが具を優しく前面に出す。これまでのシーフードカレーと一線を画す味。アマゾンでは625円。
味☆☆☆、価格の納得感☆☆、ご当地度☆☆、ヘルシー感☆☆、スタミナ感☆☆。
三浦しをん 『神去なあなあ夜話』 [読書]
<たしかに林業はきつい仕事だけど、楽しいこともたくさんあるように思えるんだが……。俺が黙っていたら、三郎じいさんはなだめるように言葉をつづけた。
「いまは、また状況がちがうで。勇気みたいな若いもんが、ようけ山に来てくれる。いい時代になったもんや。(後略)>
「林業に"ゆるーく"かける青春を描いた話題作」『神去なあなあ日常』の続編はやっぱり面白かった。主人公の勇気くんはあいかわらず自意識過剰でおバカだけど、それが若さというものだろう。携帯もなかなか通じない山村で林業のお仕事をして、恋をして…。とても可愛い。それにしても、森に恵まれた日本、この国の林業は、中山間地は、これからどこに向かうのだろうか。
「ありが桃園 桃農家の桃カレー ビーフ(Peach Curry)」 (株式会社 ROOTS ;山梨県甲州市) [ご当地レトルトカレー学会]
「山梨県産の桃をピーチチャツネ、角切りにして使用。ありが桃園の生産する桃を手作りにこだわった手法でフルーティー&スパイシーな本格カレーに仕上げました。」
(化粧箱裏面の説明)
パウチを開けると桃の大きな果肉がごろりと出てくるのはちょっとした感動もの。比較的あっさりしたルーの中で、桃、トマト、牛肉が存在感を示す。とても食べやすい。なお、同じメーカーの「ぶどう園の葡萄カレー ポーク」もおすすめ。
ありが桃園ウェブサイト
http://www.arigatouen.jp/
高田佳岳 『被災地の空に花を咲かせた日』 [読書]
正月に読み直し。
著者の高田さんは東日本大震災から5ヶ月後の8月11日に、東北の太平洋沿岸で鎮魂と復興への祈りを込めて一斉に花火を上げるイベント「Light Up Nippon」の仕掛け人である。
報道や映画での高田さんの印象に比べると、この本ではLight Up Nipponに至るまでの高田さんの人生、高田さんの苦悩、苦闘、私が訪れたことがある大槌町に関するエピソードも詳しく描かれていて、より身近に感じられる。その分、考えさせられることも多い。反省も含めて。
<アキ君によれば、例えば何かのロケでトラブルが起こった際、「もうやめよう」というプロデューサーは多いらしい。そんな時アキ君は「まだ明るいから、何テイクか撮れますよ」と言葉を投げる。それで続行となればカメラを構えるし「中止」となれば、その後再開する可能性があっても、仕事そのものを降りるのだという。>(p.142)
<自粛を声高に叫んだり、「こんな状況なんだから出来るわけがない」と否定的な発言をするのは、ほとんど例外なく、自身が直接的に被災していない人たちだった。被災した人たちは誰一人としてネガティブな発言はしなかった。もちろん、花火が本当に上がるなどと信じてはいない。でも上がったらいいな、と思っていらっしゃる方が圧倒的に多かった。>(p.156)
<自分では小さなこと、他愛もないこと、思いつき、かも知れませんが、まずは口に出して、動いてみてください。馬鹿にされても、笑われても、邪魔されてもかまいません。大切な事は自分で動くこと。どんなに小さな羽ばたきでも、いつかは大きなうねりになり、世界を変えると信じてみてください。そんな皆さんの「想い」で、一緒に日本中を明るくしていけたら、と思います。>(p.211)
LIGHT UP NIPPONウェブサイト
http://lightupnippon.jp/
LIGHT UP NIPPON ~被災地の空に花を咲かせた日
- 作者: 高田 佳岳
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: 単行本
神門善久『日本農業への正しい絶望法』 [読書]
<舌が愚鈍化した日本人に農産物の安全性だの品質だのがわかるのだろうか?>(62p)
<農家といえば地権者であり、土地の希少な日本では地権者は往々にして強欲だ。>(72p)
<政府と経団連とJAが予定調和的に、企業やJAによる脆弱なマニュアル依存型農業へと補助金を誘導しているのだ。>(175p)
<「自由」なはずの今日の日本においても、不愉快な正論を大衆は抹殺しようとする。>(230p)