110820復興トマト収穫ツアー第1日目 [旅行]
8月20日、宮城県岩沼市に全国各地から老若男女約50名が集まった。
目指すは6月4日にトマトの苗を植え付けた農家さんの畑。
津波の被害が大きかった仙台東部有料道路の東側に入ると
塩害の結果、何も作付けていない農地が広がる。
その中で作物を作付けている畑はひときわ目立つ。
塩分を分解するバクテリアを投入された畑では、
小ぶりだが、しっかりと実が入ったトマトが実っている。
糖度計で高級フルーツトマトに迫る9度を示す実も。
こちらは一緒に植え付けられた綿花の花。奥はネギ。
両方とも塩害に強いとされている。
続いて津波から生き残ったビニールハウスに
トマトを植え付けたもう1軒の農家さんへ。
背の高さ以上にしっかり育った株には
たわわに実ったトマトがぶら下がる。
もぎ取らせてもらった実は、
甘い果肉がしっかり詰まって、
食べ応えのある濃厚な味だった。
実は水田の方は、用排水設備の復旧がまだ道半ば。
下流の設備の復旧が進まなければ中上流も手が付けられないという。
それでも、塩害値にいち早く植え付けられたトマトが育ったことで、
さまざまな作物を植える話や企業などからの技術提供の話が出てきているという。
復興トマトが灯したささやかな希望の明かりが、
東北農業の復興の狼煙になり、燎原の火のように広がることを期待したい。
(ご参考)NPO法人農商工連携サポートセンター代表理事ブログ
2011-08-22 01:00
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コメント(2)
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9度ですか。それほど糖度が高いというわけではありませんが、今後が愉しみです。大いに期待したいです。
by 中島茂信 (2011-08-23 20:37)
>中島さん
ありがとうございます。生産者の今後の挑戦も見守って下さい。
by sonata (2011-08-24 21:23)