会津のさくらんぼ(7月17日) [旅行]
美しく輝くサクランボ。
だが・・・今年は会津地方のものでも
福島県産というだけで買い手が激減して、
木にたわわに実ったまま。
「もうシーズンも終わりだから好きなだけ食べていいよ」
完熟した実が地面に落ちて、辺りじゅうに甘い香りが漂う。
くしくも同時期、牛肉の放射性セシウム汚染が次々と明らかになった。
日本の農産物の安全安心も今となっては儚い神話。
スーパーでは国産好きだった主婦がわざわざ輸入物を求めるのだという。
生産者の意識の向上、情報の徹底的な記録と開示、
消費者の自発的な学習と買って生産者を支える意識・・・。
情報交流に基づく生産者と消費者の信頼を今度こそきちんと構築しなければ、
福島だけではなく、日本の農業が崩壊へと加速していくかもしれない。
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