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121006-07 温泉立国プロジェクト研究会「ふくしま観光圏応戦視察ツアー」 [温泉]

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 温泉立国プロジェクト研究会(*)では、10月6日、7日の2日間、ふくしま観光圏応援視察ツアーを福島市観光コンベンション協会のアレンジで実施しました。
 1日目は、土湯温泉で、自然再生エネルギー事業への取り組みについて、バイナリー発電予定地の16号源泉などを見学した後、土湯温泉観光協会の渡邉会長から土湯温泉の被災と復興についてお話を伺い、意見交換を行いました。渡邉会長は、味工房ひさご(郷土料理、手打ち蕎麦)での二次会、味処みらくでの三次会と夜中までつきあって下さいました。

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 2日目は、相馬市観光協会のご案内で、相馬市内で被災状況と復興に向けた取り組みについてセミナーを受けた後、車窓から被災跡地を見学。語り部をお務めのイチゴ農家さんからもお話を伺いました。

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 また、その後は福島市内に戻り、飯坂温泉観光協会の畠会長より飯坂温泉(及び穴原温泉)の現状についてお話を伺いました。
 いずれの地域でも大変心のこもった丁寧な対応をいただき、アレンジいただいた福島観光コンベンション協会の方をはじめ現地の観光関係者の方々には感謝しても感謝しきれないくらいです。
 福島の場合、復興応援ツアーをきっかけに地域のファンを増やし、リピーター化していくのは観光復興、観光を通じた地域の復興の1つの有力な方策かと思いました。今回の地元の方々のおもてなしに応えるため、我々も福島での経験についての積極的な情報発信をしていきたいと思います。

赴くことで思いが伝わる-ふくしま復興・応援視察ツアー
http://www.f-kankou.jp/fukko-ouen.htm

 一方で、観光客、ユーザーの視点から見ると、放射能の問題を認識した上でも「そこに行く」と決めてしまえば、福島で見るものは一見他の観光地、あるいは津波被災地については宮城、岩手と変わらないとも言えます。では、福島ならではの「おもてなし」や地域の「たからもの」は何でしょうか。
 そこを磨いていかず、ただ「風評被害でお客が逃げた」と嘆くだけでは、福島の観光の復興はあり得ないと思います。今の時期は、とても大変でも、福島の観光関係者にとって、利用者の視点から強い観光地域作り、生産性が高く顧客満足度の高いおもてなしの作法を利用者の声を聞きながら考え直すいいチャンスではないでしょうか。全世界に知れ渡ったことをきっかけにFukushimaのもの、こと、人を世界のブランドにしていこうではありませんか。
 私たち温泉立国プロジェクト研究会も利用者の視点からそういう前向きな議論をお手伝いできればと思います。

*温泉立国プロジェクト研究会とは、日本各地に多数存在する温泉とその周辺の地域の魅力を、資料者の視点から掘り起こし、利用方法を考え、時に温泉地側に提案し、自らが楽しんで、日本を地域から物心ともに豊かに、元気に、美しくすることを目指す団体です。

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