111210復興キャベツ収穫ツアー [旅行]
NPO法人農商工連携サポートセンターの「復興キャベツ収穫ツアー」に参加してきた。
津波の被害を受けた仙台市太白区四郎丸地区の井深勝行さんの畑で、
企業の土壌改良技術等を活用しながら、キャベツを育ててみようという試みだ。
キャベツの苗(30日苗)の定植は9月11日に行われた。
9月の植え付けから、高温障害、台風15号などの障害を乗り越えて育った復興キャベツ。
1日2回の水やりが必要だったときもあったという。
定植後、苗が活着しようかというときに、苗の回りの土壌が水に流された。
井深さんは手作業で約3500株の苗に土寄せをしていったそうだ。
津波被災地で農業を再開できるのか、
震災後いち早く植え付けられた復興キャベツの帰趨を周囲は横目で見ていた。
地域の農業の未来のためにも失敗は許されない・・・
そういう思いが井深さんにとり大きなプレッシャーになったという。
震災前に比べ畑の排水が悪くなり、キャベツは根曲がりを起こし
形は少し悪くなったが、それでも大きく育ってきた。
畑でざく切りした葉っぱをかじると、まるでテレビCMの効果音のように
パリッ、シャキッと音がする。
芯はサトウキビを彷彿とさせるアクのない甘さ。
「とにかくいっぱい食べて欲しい。それが励み、勇気になるから。」と井深さんは語る。
津波が来た農地における来年の作付けの予定はまだ決めていないが、
自分たちの世代ができるだけのことをやってみせることで、
地域の農業を次の世代につなげていきたいそうだ。
塩害克服復活の“大玉”津波浸水地で一般市民がキャベツ収穫(河北新報 2011年12月11日)
いつもの倍以上の手間暇がかかったキャベツ、
何もつけずにそのままで食べてみたいです(^^
by たかれろ (2011-12-17 07:15)
>たかれろさん
畑でかじるの、いいですよ〜。またやってみたいです。
by sonata (2011-12-17 09:15)